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サラ金・悪意の受益者

貸金業者につき、みなし弁済の適用があるとの認識についてやむを得ない(悪意の推定を覆す)特段の事情があるというためには、かかる記載で17条書面の要件を満たすとの認識に一致する解釈を示す裁判例が相当数あったとか、上記認識に一致する解釈を示す学説が有力であった等の合理的な根拠が必要であり、かかる認識に一致する見解があったというだけでは足りない裁判所 東京高等裁判所第2民事部大橋寛明、川口代志子、見米正判決・和解・決定日 2011年(平成23年)3月24日事件番号 平成22年(ネ)第6048号、同年(ネ)第7605号事件名 不当利得返還等請求控訴事件、同附帯控訴事件業者名等 アコム(株)問合先 市川和 […]

サラ金・悪意の受益者

いわゆる17条書面及び18条書面の交付の立証について、一般的な業務体制構築の立証で足りると主張する貸金業者の主張に対し、提出された証拠の中身を具体的に検討したうえで、貸金業者の提出した証拠だけでは、業務体制構築の事実も、本件借主に対して書面を交付していたことも推認することはできないとした事例裁判所 東京高等裁判所第7民事部市村陽典、相澤哲、吉村真幸判決・和解・決定日 2010年(平成22年)12月16日事件番号 平成22年(ネ)第5525号事件名 不当利得返還請求控訴事件業者名等 CFJ合同会社問合先 柴田大祐弁護士 1 事案の概要本事件は第一審で原告の請求が認容され、CFJ合同会社がアイク取 […]

消費者金融・不当利得・訴訟

プロミス及びその子会社(クオークローン。商号は当初、リッチ株式会社、その後、株式会社ぷらっと、株式会社クオークローン、株式会社タンポートと変更され、現在は、株式会社クラヴィス)との間で、顧客が借主として継続的な金銭消費貸借取引をした。顧客が、プロミスに対し、プロミスにおいて本件クオークローン取引についてクオークローンの契約上の地位を承継するなどしたから、その後のプロミスとの取引と一連のものとして計算すべきであるとして、過払金の全額をプロミスに請求して勝訴。原審では、顧客側敗訴 裁判所 福岡高等裁判所第5民事部 西謙二、脇由紀、桂木正樹 判決・和解・決定日 2011年(平成23年)3月24日 事 […]

サラ金・債権切替と過払金

プロミスが、子会社であるクラヴィス(当時クオークローン)から借入を行っていた顧客に対し、借入約定残高を貸し付けて返済に充てさせ、その後自社との取引を継続させた事案(いわゆる「債権切替」事案)において、クラヴィスとの取引とプロミスとの取引を一体のものとしてプロミスに対する過払金返還請求権を認めた事案 裁判所 大阪高等裁判所第3民事部 岩田好二、三木昌之、今中秀雄 判決・和解・決定日 2011年(平成23年)3月30日 事件番号 平成22年(ネ)第2125号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 松本浩志弁護士 0742(20)6686 本判決は原審(奈良地裁平成22 […]

サラ金・プロミスの譲受債権の過払金返還義務

クオークローンからプロミスへの契約切替案件について、併存的債務引受及び受益の意思表示の存在を肯定して、クオークローンの過払金返還債務をプロミスが承継することを認めた東京高裁第19民事部の裁判例。顧客は、クオークローンとプロミスの間の合意内容を全面的に受け入れる対応をして切替契約を締結したものであり、これにより受益の意思表示をしたと認めるのが相当とした 裁判所 東京高等裁判所第19民事部 青柳馨、小林敬子、中嶋功 判決・和解・決定日 2011年(平成23年)3月24日 事件番号 平成23年(ネ)第14号、同年(ネ)第1081号 事件名 不当利得返還等請求控訴、同附帯控訴事件 業者名等 プロミス( […]

過払金返還請求訴訟

本判決は、クオークローン・プロミス両社間の業務提携契約における債務引受条項は、プロミスがクオークローンと連帯して併存的に債務を引き受けることを約した契約顧客を第三者とする「第三者のためにする契約」であり、顧客がプロミスの求めに応じて契約切替手続に応じたことが「受益の意思表示」と認められると判示し、プロミスがクオークローンの過払金返還債務を承継するとした 裁判所 東京高等裁判所第22民事部 加藤新太郎、柴田秀、加藤美枝子 判決・和解・決定日 2011年(平成23年)2月21日 事件番号 平成22年(ネ)第7082号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株)、外 問合先 松本優子 […]

サラ金・不当利得返還請求

旧貸主に対する債務を新貸主からの借入金で返済し、新貸主との取引を続けたという事案につき、①新貸主が旧貸主の親会社で、同借換えも貸主らの業務再編の手段として行われたこと、②新旧貸主間に旧貸主の過払金返還債務を新貸主が併存的に債務引受する旨の合意があったこと等の事情から、結論として、過払い債務の承継を認めた 裁判所 広島高等裁判所第4部 廣田聰、近下秀明、松葉佐隆之 判決・和解・決定日 2011年(平成23年)1月13日 事件番号 平成22年(ネ)第364号 事件名 不当利得返還等請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 鈴木泰輔弁護士 082(222)9912 本件争点は借主が借換えをして […]

サラ金・過払金の承継、悪意

クオークローン(プロミスの子会社)・顧客間の貸金取引上、過払金が発生しているにもかかわらず、プロミスの主導で、約定残高の弁済資金をプロミスからの借入により完済させ、以後プロミスとの間で取引を継続するいわゆる「契約切替」がされた事案で、併存的債務引受+受益の意思表示(第三者のためにする契約)を根拠に、プロミスによる過払金債務の承継(取引の一連計算)を認めた事例 裁判所 東京高等裁判所第21民事部 前田順司、原敏雄、山口信恭 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)12月24日 事件番号 平成22年(ネ)第5432号 事件名 不当利得返還等請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 奥田圭 […]

サラ金・債権譲渡と過払金返還債務の承継

プロミスがクラヴィス(クオークローン)を100%子会社化するにあたり、一旦契約を終了させ、プロミスと新たに契約を締結させる「切替契約」案件について、平成20年12月15日付け併存的債務引受条項廃止後に受任を通知した案件についても、過払い金返還債務の承継を否認することは信義則に反するとして一連計算を認定した控訴審判決 裁判所 東京高等裁判所第12民事部 梅津和宏、岩坪朗彦、太田晃詳 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)12月22日 事件番号 平成22年(ネ)第5743号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 児玉明謙弁護士 03(6240)0714 「切替契 […]

サラ金・取引の承継

いわゆるプロミスの子会社からプロミスへの債権の「切り替え」がなされた事案について、顧客による受益の意思表示がなされたとまで認めることは困難であるものの、切り替え時における諸般の事情に照らすと、切り替え時にプロミスによってなされた併存的債務引受については、信義則上その撤回が許されないとされた判決(確定) 裁判所 高松高等裁判所第2部 杉本正樹、政岡克俊、佐々木愛彦 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)12月20日 事件番号 平成22年(ネ)第336号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 森裕之法律事務所 088(820)6625 本件と、同種の判決例は、既 […]

サラ金・プロミスの譲受債権の過払金返還義務

クオークローンからプロミスへの切替事案について、「残高確認書兼振込代行申込書」の印刷文言から、併存的債務引受と受益の意思表示を認定して過払金債務の承継を認めた上、更に、債務者とクオークローン間の過払金と借入金の充当合意上の地位の承継、若しくは、プロミスとの間での新たな充当合意の締結を認定して一連充当計算を認めた 裁判所 大阪高等裁判所第8民事部 小松一雄、久保田浩史、片岡早苗 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)11月5日 事件番号 平成22年(ネ)第2226号 事件名 不当利得金返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 西尾剛弁護士 06(6366)0312 受益の意思表示 […]

サラ金

プロミスが、100%子会社であったクラヴィス(旧タンポート)の顧客を自社の顧客に切り替える契約を行った事案で、プロミスにクラヴィス分の過払金支払義務が無いとした原審を変更して、プロミスがクラヴィスと締結した併存的債務引受契約に関して、原告の黙示の受益の意思表示を認めて、プロミスにクラヴィス分も含めた過払金返還義務を認めた事案 裁判所 東京高等裁判所第14民事部 西岡清一郎、滝澤雄次、脇博人 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)10月28日 事件番号 平成22年(ネ)第567号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 福村武雄弁護士 048(825)8312 […]

サラ金・債権譲渡と過払金

プロミスが子会社(クオークローン)の顧客に行わせた、いわゆる「債権切替」につき、切替時に同顧客がプロミスの債務引受に対する受益の意思表示を行っていたとする原審判断を支持しながら、一連の手続全体を実質的にみれば、上記債務引受をもって契約上の地位の承継をも認めることができる旨の追加認定を行い、プロミスの控訴を棄却した判決 裁判所 大阪高等裁判所第10民事部 赤西芳文、片岡勝行、久留島群一 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)10月27日 事件番号 平成22年(ネ)第1863号 事件名 不当利息返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 堀井昭暢弁護士 06(6446)1123 本件 […]

サラ金・債権譲渡と過払金

クラヴィスが顧客に対し有する債権につきプロミスが債権譲渡を受け、その際にプロミスが併存的債務引受を行い、その後にクラヴィスとプロミスとの間でプロミスが債務を引き受けない旨の変更契約が締結された事案につき、債務を負わない旨の変更契約の効力を借主に及ぼすには、同契約について借主の承諾が必要であるとした 裁判所 名古屋高等裁判所民事第2部 中村直文、福井美枝、近藤猛司 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)10月14日 事件番号 平成22年(ネ)第592号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 森田祥玄弁護士 052(971)5277 本件は、平成19年当時にプロ […]

サラ金・プロミスの譲受債権の過払金返還義務

親会社が、100%株式を取得した子会社の顧客について、顧客との間での借換えの形態で契約がなされ貸主の契約上の地位に承継がなされたとしても、そのことによって直ちに過払金返還債務を当然に引き継ぐものとは言えないが、両社間で優良債権のみを譲り受けて、過払金を一切引き継がないという法的処理をすることは極めて信義則に反するもので許されないものであることは明らかである。併存的債務引き受け合意がある場合には顧客の同合意の不知や解除を理由として過払金返還請求を拒否することは信義則上許されないとされた事例 裁判所 名古屋高等裁判所民事第3部 高田健一、尾立美子、中丸隆 判決・和解・決定日 2010年(平成22年 […]

サラ金・取引の承継

タンポート(クラヴィス)からプロミスに「債権切替」の手続が行われ、取引が続いたという事案において、タンポートと借主、プロミスの三者間でタンポートの契約上の地位をプロミスに譲渡するという契約上の地位の譲渡を認め、それに伴い、過払金返還債務も承継するとした原判決を維持したもの 裁判所 仙台高等裁判所第1民事部 小野貞夫、綱島公彦、髙橋彩 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)10月8日 事件番号 平成22年(ネ)第343号 事件名 不当利得金返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 木本茂樹弁護士 0238(37)8076 プロミスとタンポートを通じていわゆる一連一体計算ができるか […]

サラ金・債権譲渡と過払金

プロミスが子会社であったクオークローン(QL)の顧客に対し、QLでの借入約定残額を貸し付けて同借入への返済に充てさせ、以後、自社との取引を継続させた債権切替事案において、プロミス・QL間での債務引受合意と顧客の受益の意思表示を認め、QLでの取引開始日からプロミスでの最終取引日までの取引を一連計算した過払金につきプロミスにその返還義務を認めた控訴審判決 裁判所 名古屋高等裁判所民事第1部 岡光民雄、片田信宏、光吉恵子 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)9月10日 事件番号 平成22年(ネ)第613号 事件名 不当利得返還請求控訴事件 業者名等 プロミス(株) 問合先 小野晶子弁護士 0 […]

生活保護・外国人

永住者資格を持つ外国人の生活保護申請却下決定について、要保護状態であったとして決定の取消と保護開始の義務付等を求めて提訴。判決では、外国人を生活保護の対象外とすることは憲法25条、14条1項に違反せず、どのような立法措置を講ずるかは立法府の広い裁量に委ねられ、外国人への保護の法的性質は贈与で申請却下により贈与契約は成立していないと請求を認めず。原告控訴 裁判所 大分地方裁判所民事第2部 一志泰滋、今井弘晃、佐藤智彦 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)10月18日 事件番号 平成21年(行ウ)第9号 事件名 生活保護開始決定義務付け等請求事件 業者名等 大分市 問合先 瀬戸久夫弁護士 […]

生活保護・外国人

永住者資格を持つ外国人の生活保護申請が却下されたため大分県知事に審査請求を提出したところ、外国人は生活保護の対象外で審査請求はできないと却下裁決がなされため、裁決の取消訴訟を提起。大分地裁は、却下決定は申請に対する応答としてされたもので、生活保護法64条や行政不服審査法4条1項でいう「処分」に当たるし、大分県知事の却下裁決を違法なものとして取り消し。確定 裁判所 大分地方裁判所民事第1部 金光健二、萩原孝基、前川悠 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)9月30日 事件番号 平成21年(行ウ)第8号 事件名 生活保護申請却下処分に係る審査請求に対する裁決取消請求事件 業者名等 大分県 問 […]

PL・こんにゃくゼリー

1歳9ヶ月の幼児がミニカップタイプこんにゃく入りゼリーを食べて喉に詰まらせ窒息死したことについて、両親が、製造上の欠陥等を主張して製造物責任法及び不法行為に基づいて,製造会社等に損害賠償請求を求めた事案で、設計上及び警告表示の欠陥を否定し製造物責任法上の「欠陥」はないとして請求を棄却した事例 裁判所 神戸地方裁判所姫路支部 中村隆次、吉澤暁子、舘野俊彦 判決・和解・決定日 2010年(平成22年)11月17日 事件番号 平成21年(ワ)第278号 事件名 損害賠償請求事件 業者名等 (株)マンナンライフ 問合先 杉浦英樹弁護士 052(220)5151 こんにゃく入りゼリー「蒟蒻畑マンゴー味」 […]

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