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CFJ・ユニマット一連計算

要旨 ユニマットと基本契約を締結して取引していた原告が同社を吸収合併したCFJとの間で新たに基本契約を締結して取引を続けた事案について、最判平成20年1月18日が挙げた諸事情を検討して、事実上1個の連続した貸付取引であると評価できるとした例 裁判所 東京地方裁判所民事第45部 佐藤康憲 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)4月19日 事件番号 平成28年(ワ)第7281号 事件名 不当利得返還請求事件 業者名等 CFJ合同会社 問合先 八下田学弁護士 03(6383)2611 CFJ(当時ディックファイナンス)は、ユニマットを平成15年1月1日に吸収合併している。原告は、ユニマットとの […]

CFJ・ユニマットの一連計算

要旨 第2取引の基本契約が締結されたのは、CFJがユニマットライフの基本契約と異なる内容の基本契約を設定したことに伴い、改めて契約を締結し直したものであり、それ以上の目的があったわけではない。従って、第2取引は、第1取引を引き継ぐものといえ、CFJもそのように認識していた。このことは、第1取引終了時の未収利息を第2取引のそれに計上していることからも窺える裁判所 大阪高等裁判所第7民事部 池田光宏、榊原信次、寺西和史判決・和解・決定日 2017年(平成29年)5月19日事件番号 平成29年(ネ)第200号事件名 不当利得返還請求控訴事件業者名等 CFJ合同会社問合先 西尾剛弁護士 06(6366 […]

タイヘイ・アイクの一連計算

要旨 空白期間がない、同日切替えであるから契約書の返還やカード失効手続がなされても取引を一旦終了させるという意味合いを持つとはいい難い、両者の接触が途絶えた期間がない、返済能力についての与信審査がない上実質的な借換えである、約定利率等が同じである上リボ取引であることは共通していることからすると、事実上1個の連続した貸付取引と評価することができる裁判所 大阪高等裁判所第7民事部 池田光宏、榊原信次、寺西和史判決・和解・決定日 2017年(平成29年)6月23日事件番号 平成29年(ネ)第282号事件名 不当利得返還請求控訴事件業者名等 CFJ合同会社問合先 西尾剛弁護士 06(6366)0312 […]

インターネット取引における説明義務違反 ファンドの資金の使途についての説明義務違反

要旨 No.2287と同様の事案で、説明義務の内容(範囲)として、交付された書面に記載された仕組みやリスクのみではなく、投資家にとって極めて関心が高いと考えられる事項についても説明が必要であるとして、業者に説明義務違反の違法性を認めた事例である裁判所 東京地方裁判所民事第45部 鈴木正弘、佐藤康憲、今澤俊樹 東京高等裁判所第9民事部 齋木敏文、石井浩、三村義幸判決・和解・決定日 2016年(平成28年)9月27日2017年(平成29年)4月26日事件番号 平成25年(ワ)第11070号平成28年(ネ)第5160号事件名 損害賠償請求事件業者名等 (株)ストラテジックパートナーズ・インベストメン […]

インターネット取引における説明義務違反 ファンドの資金の使途についての説明義務違反

要旨 外務員による直接の勧誘は行わず、インターネットにより募集やリスクの告知を行い、インターネットによる契約の申込みをさせていたファンド商法において(以下、このような取引を「インターネット取引」という)業者に説明義務違反の違法が認められた事例である裁判所 東京地方裁判所民事第17部 松本利幸、今井和佳子、水谷遥香判決・和解・決定日 2015年(平成27年)2月4日事件番号 平成23年(ワ)第35097号平成24年(ワ)第30410号事件名 損害賠償請求事件業者名等 (株)ストラテジックパートナーズ、外問合先 五反章裕弁護士 03(3501)3600 No.2287については、インターネット取引 […]

洗脳・マインドコントロール

要旨 原告が、占い師であった被告から、洗脳(マインドコントロール)を受けて多額の金員を詐取されていたことが認定され、詐取された損害金約8500万円、慰謝料500万円及び弁護士費用900万円の計1億円弱の損害賠償が認められた(一審確定) 裁判所 東京地方裁判所民事第49部 戸室壮太郎 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)1月18日 事件番号 平成26年(ワ)第33867号 事件名 損害賠償請求事件 業者名等 個人 問合先 福永活也弁護士 03(6447)4437 原告(当時20代後半女性)が、被告(女性)に人生相談をする中で親しくなり、被告所有マンションを賃借するようになったところ、同マ […]

労務・ハラスメント

要旨 金沢大学医学部准教授が、教授による不正経理を大学本部に通報したが、不正なしとされた(後に不正を認めて教授は出勤停止2ヶ月の懲戒)。その頃から教授らによる激しいハラスメントが始まったとして、准教授が教授個人、次いで大学法人を提訴し、提訴から約10年後、教育研究の妨害や名誉毀損などを理由に、元教授(一審中に辞職)に165万円、大学法人に220万円の賠償を命じた一審判決 裁判所 金沢地方裁判所民事部 藤田昌宏、川﨑慎介、新谷真梨 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月30日 事件番号 平成19年(ワ)第305号平成23年(ワ)第281号 事件名 ハラスメント差止および慰謝料等請求事件 […]

対(株)プリモ起業家セミナー違法判決

要旨 被告(株)プリモの中身のない起業家育成プログラム(セミナー)への勧誘が不法行為にあたるとし、その被害者が代表取締役A及び主な勧誘者Bの関与が共同不法行為ないし取締役の対第三者責任を構成するとして損害賠償を請求、被告3名は連帯して受講料等の損害額を支払えとの原審の認容判決に対し、被告全員が控訴したが、控訴は棄却され、原審の判断が確定した 裁判所 福岡高等裁判所第3民事部 金村敏彦、坂本寛、篠原淳一 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月28日 事件番号 平成28年(ネ)886号 事件名 損害賠償請求控訴事件 業者名等 (株)primo 問合先 西岡里恵弁護士 092(741)26 […]

押し紙・公正取引、継続的契約の更新拒絶

要旨 いわゆる「押し紙」を排除しようとした販売店に対し、新聞社が、一方的な減紙の要求は取引慣行に反し信頼関係を破壊するなどとして販売店契約の更新拒絶を通告した事案につき、当該取引慣行は、新聞社の優越的立場を背景に形成された可能性があり、それに従わなければならないとすれば、販売店は新聞社の要求部数を前提に取引をせざるを得ず、販売店の自主的判断に基づく自由かつ公正な競争が阻害されるおそれがあるとして、販売店契約更新拒絶の正当理由があるとはいえないとした事例裁判所 佐賀地方裁判所民事部 森山由孝判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月29日事件番号 平成29年(ヨ)第3号事件名 地位保全仮処 […]

21世紀友の会の抗告審

要旨 統一協会の分派によるマインドコントロールを受けた母親の監護を否定して、監護権を父親に指定した原審判を是認する抗告審決定である。原審では、この宗教団体内部での暴言や暴力を認定し、家族への影響を判断した上で、母親の「監護環境は、未成年者の福祉を害する状況にある」として、未成年者の意思に反して、父親の申立を認めていた裁判所 福岡高等裁判所第4民事部 大工強、小田幸生、府内覚判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月30日事件番号 平成29年(ラ)第13号事件名 子の監護者の指定の審判及び子の引渡しの審判に対する抗告事件業者名等 21世紀友の会問合先 青木歳男弁護士 0943(24)976 […]

動物・野良猫餌やり妨害事件

要旨 野良猫への餌やりについて、糞尿等の被害を受けたとして損害賠償義務を認める判決があったが、餌やりを妨害する行為は不法行為であるとして損害賠償義務を認めた裁判所 京都地方裁判所第1民事部 三木昌之、鈴木陽一郎、守屋尚志判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月23日事件番号 平成28年(ワ)第2764号事件名 損害賠償請求事件業者名等 公表しない問合先 植田勝博弁護士 06(6362)8177 平成24年動物愛護法改正により、35条の行政の引取義務について付帯決議8項で、「所有者のいない猫について原則として殺処分目的の引取は認められない」とし、地域で、TNR(野良猫は捕まえて避妊手術を […]

欠陥住宅・不法行為

要旨 ドイツ製のドレーキップ式窓(内開き、内倒しの2通りで開閉可能)の注文住宅で、降雨時に雨漏りがあるのは、サッシと外壁の雨じまいの施工不良であるとして、壁の補修費用約1265万円、調査費用約11万円、補修期間中の仮住居費用30万円、引越費用43万円、弁護士費用約135万円の合計1485万2571円の損害賠償が認められた。不法行為責任により代表者の連帯責任も認めた。裁判所 津地方裁判所民事部 岡田治、瀬戸さやか、大久保陽久判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月30日事件番号 平成24年(ワ)第177号事件名 損害賠償請求事件業者名等 (株)ドムスホーム問合先 村田正人弁護士 059( […]

対野村證券信用取引過当売買事件

要旨 野村證券の担当者主導により30代歯科医師(歯科医院経営)が行った信用取引は、社会的相当性を著しく逸脱した過当な取引にあたり、全体として違法であるとして、野村證券及び同社の担当者2名に対し、不法行為に基づく損害賠償を命じた事例(6割の過失相殺) 裁判所 静岡地方裁判所浜松支部民事部 上田賀代、本松智、井上敦子 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)4月24日 事件番号 平成26年(ワ)第403号 事件名 損害賠償請求事件 業者名等 野村證券(株) 問合先 正木健司弁護士 052(961)3071 本判決は、野村證券担当者が、原告において信用取引に関する知識や理解及び具体的な取引状況の […]

有価証券報告書等の虚偽記載

要旨 有価証券報告書等の虚偽記載等に基づき元株主が上場会社に対し行った金融商品取引法21条の2第1項に基づく損害賠償請求につき、第三者委員会設置の発表前に被告株式を取得した原告について、第三者委員会設置発表前終値から処分価格の差額を損害として認め(過失・損益相殺なし)、同設置発表後公表日前に被告株式を取得した原告について同項及び第2項の損害を認めなかった事案(双方控訴) 裁判所 東京地方裁判所民事第23部 酒井良介、中尾隆宏、三浦あや 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月28日 事件番号 平成26年(ワ)第15083号平成26年(ワ)第26175号 事件名 損害賠償請求事件 業者名 […]

アポイントメント・セールス関係

要旨 SNSで知り合った勧誘者(契約当事者ではない)から、SNSを通じて、契約目的を告げられずに、営業所へ呼び出され、事業者からホームページ作成システム利用ライセンス契約の内容の説明を受け、代金をサラ金から借り入れさせることにより、2回目の営業所への来訪で同契約の締結が行われた場合において、アポイントメントセールスによるクーリング・オフが認められた事例 裁判所 神戸地方裁判所第2民事部 吉田祈代 判決・和解・決定日 2017年(平成29年)1月13日 事件番号 平成27年(ワ)第2108号 事件名 原状回復等請求事件 業者名等 (株)夢現 問合先 菅原謙太郎弁護士 06(6315)4101 本 […]

信義誠実の原則・太陽光発電システムの途中解約手数料

要旨 31kw級の太陽光発電システム(モジュール108枚)につき、業者の従業員が誤ってクーリング・オフできると不適切な勧誘行為をして契約の締結に至ったのに、後日、産業用なのでクーリング・オフはできないとして途中解約手数料約133万円を請求することは、信義誠実の原則に違反するとして業者の反訴請求を認めなかった裁判所 津地方裁判所伊賀支部 三橋泰友判決・和解・決定日 2016年(平成28年)12月15日事件番号 本訴平成26年(ワ)第11号反訴平成27年(ワ)第9号事件名 本訴債務不存在確認等請求事件反訴解約手数料請求反訴事件業者名等 ガモンバンク(株)、(株)ジービーエル問合先 村田正人弁護士 […]

モデルチェンジと消費者契約法

要旨 新車契約がディーラーによる不実告知により取り消された場合において、新車契約時に消費者に対して、下取車の代わりに貸与された代車の使用料分の損害賠償請求が信義則に反するとされた裁判例裁判所 高松高等裁判所第4部 生島弘康、村上泰彦、坂上文一判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月23日事件番号 平成28年(ネ)第315号事件名 債務不存在確認請求控訴事件業者名等 四国スバル(株)問合先 菅陽一弁護士 0897(37)3045 本件は、新車売買契約において、買主(消費者)が、何度確認しても、半年以内にフルモデルチェンジはないとディーラーから説明を受け、よってこれを信用して、新車購入の意 […]

ユニマット・CFJ・一連

要旨 ユニマットと基本契約を締結して取引していた原告が同社を吸収合併したCFJとの間で新たに基本契約を締結して取引を続けた事案について、最判平成20年1月18日が挙げた諸事情を検討して、事実上1個の連続した貸付取引であると評価できるとした例裁判所 東京地方裁判所民事第24部 奥田大助判決・和解・決定日 2017年(平成29年)3月28日事件番号 平成28年(ワ)第24087号事件名 不当利得返還請求事件業者名等 CFJ合同会社問合先 八下田学弁護士 03(6383)2611 CFJ(当時ディックファイナンス)は、ユニマットを平成15年1月1日に吸収合併している。原告は、ユニマットとのリボルビン […]

レンタル携帯業者の責任

要旨 いわゆるロト6詐欺に利用された携帯電話につき、当該携帯電話のレンタル業者である会社及びその代表者の損害賠償責任を肯定した事案である。業者側はレンタル携帯電話の貸与に際し、本人確認を実施した旨主張するも、訴訟において不自然な言い分を重ねた点を重視し、本人確認を実施せずにレンタル携帯電話を貸与したものと認定した。そのうえで、レンタル携帯電話の代表者につき、民法719条2項、会社法429条1項の責任を肯定し、会社につき、会社法350条の責任を肯定した裁判所 高松地方裁判所民事部 森實将人判決・和解・決定日 2017年(平成29年)4月6日事件番号 平成27年(ワ)第161号事件名 損害賠償請求 […]

再審開始決定(「代理権を欠く」類推)

要旨 再審被告(前訴原告、「被告」と言う)が再審原告(前訴被告、「原告」と言う)を欺いて裁判所から通達された訴状と判決書を封を開けさせずに取り上げた。被告は、原告の欠席により、虚偽の内容の判決を取って原告の借地上の古い建物の強制執行手続(競売)をした。これに対して、原告が強制執行の停止決定を取り再審の訴提起をした。裁判所は再審開始決定をした裁判所 神戸地方裁判所尼崎支部 小倉真樹判決・和解・決定日 2017年(平成29年)1月6日事件番号 平成28年(カ)第3号事件名 再審請求事件業者名等 小川泰正問合先 植田勝博弁護士 06(6362)8177 前訴は、障害をもつ娘がいる70歳余の女性が夫が […]

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