
著者:渡辺大祐
発行:第一法規
価格:6,050円(税込)
本書の著者である渡辺大祐弁護士は、任期付公務員として、公正取引委員会において独占禁止法等の審査業務・訴訟業務・確約手続業務に従事し、さらに消費者庁(表示対策課)において、執行・訴訟業務・法案立案業務に従事した経歴をもっている。
景品表示法の解説の本としては、消費者庁の立案担当者らの執筆にかかる『景品表示法〔第7版〕』(商事法務、いわゆる「緑の本」)が定番となっているが、行政経験を有する弁護士という立場から書かれた本書は、法律相談や訴訟実務等により活用しやすいものとなっている。令和5年の景品表示法改正(確約手続の導入等)やステルスマーケティング告示にも対応している。タイトルにも示されているように、条文や告示・ガイドラインの読み方を示すことに一つの重点が置かれ、法律要件の要素ごとに丁寧に解説されており内容的に分かりやすい。特に、打消し表示に関する報告書、「No.1表示」に関する報告書、機能性表示食品に関する「事後チェック指針」、近年の不実証広告規制についての裁判例、確約手続に関する新たな条文、さらには、ステルスマーケティング告示の内容が丁・・・
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