日本の民主主義運動強化のために(43)
─トランプ・プーチンの政治─

弁護士(大阪) 木村達也

1 トランプ・プーチンの政治

 最近国内外の政治の動きが激しく、ニュースを追うだけでも多忙な人間にとっては苦痛である。それも夢のあるドジャースの大谷選手の活躍の話なら追い続けることができるが、トランプやプーチンの独善、専制、人権抑圧、暗殺、戦争による多数の市民の殺戮や、国民生活の破壊などを連日見せつけられるのは耐え難い苦痛である。プーチンのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ地区侵攻など戦争や暴動ニュースは目を覆いたくなる。

 又、国内においても最近は枢要の地位にある高官達が公然と違法・犯罪行為を行い、自らの違法行為の隠蔽工作まで行い、それが暴かれる。例えば安倍首相の政治の私物化、斎藤知事の公益通報者制度の悪用、自民党の政治資金パーティーの献金詐欺など何故かくも平然とまかり通るのであろうか?

 経済界においても、フジテレビの事件を始め、権力者による公然としたパワハラ、セクハラ行為がまかり通っている。

 一方、仕事や生活を失った若者や老人達が、夢や希望を失い自暴自棄に陥って刹那的な犯罪を犯している。

2 民主政治はマスコミ公開が原則である。

 さて、専制独裁国家の政治は見やすいし、分かり易・・・

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