編集後記

◇デジタル化の波が消費者法ニュースにも押し寄せており、紙媒体での発行、資料提供もFAXでという昔ながらのやり方を変更せざるを得なくなっている。法ニュース編集委員会では、所蔵判例をオンラインで提供するために、手分けして判例のマスキングの確認作業中である。オンライン化された暁には、格段に利便性が増すであろうが、そのためには労力を伴う。

◇皆さんご存じの全国クレサラ・生活再建問題対策協議会(クレサラ対協)、全国クレサラ・生活再建問題被害者連絡協議会(被連協)、各地のクレサラ被害者の会も変革期に差し掛かっている。クレサラ問題が一段落した現在、参加する新しいクレサラ被害者は減り、高齢化が進んでいる。クレサラ以外の生活困窮の被害者・当事者をどうやって組織化していくかが課題であるが、新たなアプローチ、方法論が必要なのではないかと思われる。

◇クレサラ対協、被連協では、この10月30日、31日に第40回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会in大阪「“自助”でコロナが乗り越えられるか!~当事者と立ち上がり、社会を変える~」を開催する。生活保護基準引下げについて違法との画期的判断を勝ち取った原告代表の方や・・・

この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。