不買運動と消費者主権(DHC問題をめぐって)

弁護士(東京) 澤藤統一郎

私はDHC商品の不買を呼びかけている

 私は、毎日更新のブログで発信を続けている。題して、「澤藤統一郎の憲法日記」。このブログで私は繰り返しDHCが販売する商品の不買を読者に呼びかけてきた。それだけでなく、人前で話す機会あるたびに聴衆に語りかけてもきた。たとえばこんな風に。

 「この場をお借りして、皆様に三つのお願いを申しあげます。

 一つ、DHCという会社の商品をけっして買わないこと。

 二つ、DHCという会社の商品をけっして買うことのないよう、できるだけ多くのお知り合いにお勧めしていただくこと。

 そして三つ目が、DHCという会社の商品をうっかり買ってはならない理由をことあるごとに話題にしていただくこと。

 DHCとは、『デマ(D)とヘイト(H)のカンパニー(C)』との評判ですが、それだけではありません。消費者を欺すステルスマーケティングでも、表現の自由を圧殺するスラップ訴訟の常習者としても悪名高い業者です。

 あなたが何気なしにDHCの商品を買えば、あなたの財布から出たお金の一部が資金となって、DHCの『デマ』と『ヘイト』と『ステマ』と『スラップ』を増長します。被害が拡大します。こ・・・

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