著者：宮下修一、寺川永、松田貴文、牧佐智代、カライスコス アントニオス
発行：有斐閣
価格：2,640円（税込）
本書は、2022年に発行された『有斐閣ストゥディア 消費者法』の第２版である。著者は、宮下修一中央大教授、寺川永関西大教授、松田貴文名古屋大教授、牧佐智代北海道大教授、カライスコス アントニオス龍谷大教授の５名で、いずれも民法・消費者法の研究者である。
本書は、これから消費者法を全体的に勉強しようとする人を対象とした教科書である。消費者法を、18の章に分けて、バランスよく解説している。「CASE」という形で多くの具体例を示しながら、平易な文章で説明をする。また、「Column」という形で、トピック的な26のテーマを紹介したり、「Check」として復習のポイントを指摘したり、さらに、「読書案内」として参考文献を示す。なお、ページ数は317頁で、比較的コンパクトである。
第2版では、2022年の消費者契約法の第2次改正及び不当寄付勧誘防止法の制定、2023年のステルスマーケティングの規制（景品表示法の指定告示の制定）及び景品表示法の改正（確約手続の導入等）に対応した改定がなされている。「読書案・・・
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