弁護士、司法書士による、インチキ債務整理(形式的長期分割)の実例

弁護士(大阪) 加納雄二

 h司法書士事務所というところ。ここの事務所は、複数の司法書士が面談をしたそうですが、途中からLINEのやりとりに変わるみたいです。問題点は、まず、驚くことにh事務所では、契約書に債権者との合意書を本人に渡さないとの欄があり、そこにチェックが入っていると合意書(の写し)が渡されないことになっている。

 これは、弁護士、司法書士の債務整理規定に違反する。

・代わりに、末尾のような、債権者との合意の内容のメモみたいなものが送られてくるのだが、その内容が不親切、不十分。

・1回の支払金額は書いてあるが、何回払うかが書いていない。

・「支払いが滞ると、年率14.5%の遅延損害金がついて、一括請求されます」等の記載があるが、これについても、何回滞るとそうなるのかの記載がない

・④の債権者名が「弁護士 磯貝英雄」となっている。これアメックスの代理人です。

 しかも、合意書が相談者の手元にないため、内容は確認のしようもない。

・②ニッテレ債権回収は、h事務所に頼んだほうが支払いが増えている!

 合意書では60回払いなのだが、着手金5万5000円、報酬2万2000円、代行手数料が1回につき1100円、・・・

この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。