2019年度活動報告と2020年度活動の方向性
(公益通報者保護法改正について)

(一社)全国消費者団体連絡会事務局長 浦郷由季

 2020年3月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本国内でも広がり始めました。4月には政府より緊急事態宣言が出され、様々な自粛が求められる中、全国消団連としての取組みも多くは中止せざるを得ない状況になりました。その中、先日必要最低限の出席者と書面による参加で定時総会が行われ、2019年度活動報告と2020年度の計画が承認されました。

2019年度活動の報告

 取り組むべき広範な課題の中で以下のようなテーマを重点として設定しました。

1 消費者問題・消費者運動への社会的な理解促進と主体的な基盤整備

 2019年は消費者庁・消費者委員会設立10周年ということで、9月に全国消費者行政ウォッチねっと・日本弁護士連合会との共催で記念集会を開催しました。幅広い参加の獲得ということでは、学生賛助会員制度導入後、初の学生の入会者がありました。

 また情報発信ではフォロワー数はまだ少ないですが、FacebookとTwitterを通じてタイムリーな情報発信を進めました。機関紙「消費者ネットワーク」は年間発行回数を減らしましたが、その分を合併号として増ページにし、・・・

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