日本版IR構築に向けた公明党の取組み

公明党IR整備対策プロジェクトチーム座長 参議院議員(公明党) 石川博崇

 2018年7月に成立したIR整備法は、国際会議場・国際展示場、レストラン・ショッピングモール、劇場、水族館等、大人も子どもも楽しめる商業施設や大型ホテル等の観光振興に寄与する様々な施設を、事業全体の採算性を担保するカジノ施設と一体で整備することによって、世界中から観光客を集め、魅力ある滞在型観光の実現や地域経済の活性化などに寄与することを目的としています。

 一方で、IR特にカジノに対してはギャンブル等依存症などの様々な懸念事項が提起されています。公明党は、2017年7月に、IR整備法案の検討プロジェクトチームを設置し、特にカジノ施設の設置・運営による有害な影響の排除について、幾重にも慎重に議論を重ねてきました。また、2018年3月に設置した、与党による「IR実施法に関するワーキングチーム」においても、厳格な規制をかける必要性を強く主張し続け、カジノに対して「世界最高水準」の規制をかけることができました。

 具体的には、日本人及び日本に在留する外国人のカジノ施設への入場は、連続する7日間で3回、連続する28日間で10回まで・・・

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