参議院議員(社民党) 福島みずほ
樋口恵子さんがBBさんと言ったことがある。これは「貧乏なばあーさん」のことを樋口恵子さんらしいユーモアで言ったものである。高齢単身、女性の貧困率は極めて高く、65歳以上の単身女性の貧困率は44.1%に上る。同じ高齢単身の男性よりも14ポイント高くなっている。
日本の女性の相対的貧困率は全体的に男性よりも高く、一人暮らしの高齢女性や一人親世帯の貧困率が顕著に高いのである。シングルマザーの平均就労収入は平均して年間236万円であり、パートアルバイト等では平均就労収入は年間約150万円である。日本は女性が当たり前に働いて、当たり前に子供を食べさせるだけの賃金を得ることが困難な社会なのである。
勤労世代の単身女性でも、約3割が貧困状態である。女性の多くは貧乏である。低賃金、賃金格差、結婚や出産や子育てで一旦仕事を辞めることがあること、再就職が困難であること、非正規雇用率が5割になっていることなど、貧困の要因は様々である。
従業員300人超の企業は2022年7月から、男女の賃金格差の開示が義務付けられた。女性の平均賃金は男性の7割弱にとどまる。しかしこれは正社員の場合で・・・
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