THEペット法塾代表
弁護士(大阪) 植田勝博
警察の野良犬?引取拒否:2025年11月、山口県から「ドライブ中、野良犬がいて自動車に近づいてきて乗ろうとした。近所の警察に行き、警察に野良犬の引取りを求めたら、警察は犬に首輪が付いていないので引取はしないと言われた」との回答がなされた。
1 警察の回答は誤っている
(1)犬は遺失動物で、警察は遺失物法に基づいて引取義務がある。犬に首輪が付いているかいないかは関係なく所有者の有無不明の遺失犬である。飼主がいないと明確に言えない限り遺失動物の犬であり、警察は遺失物法により、犬の引取義務と、所有者探しの公告の義務がある。飼主所有者の所有権は「遺失物法所有者探しの公告から3ヶ月を経過すると所有権を失う」まで所有権は保護される。
(2)また、飼主の有無にかかわらず、即ち、所有の有無に拘わらず犬は「愛護動物」(動愛法44条4項)で、安全と健康が守られている。侵害すれば動物犯罪(殺傷、虐待、遺棄)であり、遺棄罪の可能性の嫌疑があり、警察は犬の保護義務と、遺棄の捜査と訴追義務がある(動愛法44条1項殺傷・5年以下の拘禁・500万円以下の罰金。2項虐待、3項遺棄は・・・
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