市民バイオテクノロジー情報室代表 天笠啓祐
稲作の大規模化、乾田化
稲作の水田離れが進められています。農水省は2025年のコメ騒動を利用して、農家を応援するのではなく、乾田と呼ばれる水を張らない田んぼでの大規模栽培と、植物工場での稲作を進めています。そのために一方で、使われなくなった農地の集約が図られ、それを遂行するために農地中間管理機構が活躍しています。同機構は、改正農業経営基盤強化促進法(2023年4月に施行)において法定化された「地域計画」に基づき、農地の集積・集約化を進めているのですが、事実上、農家ではなく企業による工業的生産の大規模稲作等を目指し、土地を集約しています。その中の工業的稲作で最も多いのが、不耕起乾田直播です。不耕起とは文字通り耕し起こさないことで、乾田とは水を張らない田んぼです。そこに直接種子を播いて行う稲作です。
牛丼の松屋チェーンを運営している松屋フーズが、2025年7月17日にベンチャー企業の株式会社ニューグリーン社、芙蓉総合リース株式会社と組んで、乾田に直接、水稲用の種子をまき、そのあとも灌水しないでコメ作りを行う、と発表しました。その際、バイオスティミュラン・・・
この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。