適格消費者団体認定NPO法人消費者支援ネットくまもと理事長 青山定聖
令和7年11月23日に、当法人と熊本県弁護士会の共同開催で、「消費者法制度のパラダイムシフト」についての勉強会を開催しました。講師は、消費者委員会委員である、適格消費者団体NPO法人消費者機構福岡理事長の黒木弁護士にお願いをしました。黒木先生からは、現在の検討状況や今後の方向性も含め、本当にわかりやすいお話をいただき、会場の弁護士や研究者からの質問にも熱意をもってお答えいただきました。
消費者法制度のパラダイムシフトはここ数年検討が重ねられ、令和7年7月に、「内閣府消費者委員会消費者法制度のパラダイムシフトに関する専門調査会」が報告書を出しました。その報告書には、消費者ならば誰しもが多様な脆弱性を有するという認識を消費者法制度の基礎にすべきであるなど、近代法的な考え方からの根本的な転換をうたい、既存の枠組みに捉われず、抜本的かつ網羅的に消費者法制度のパラダイムシフトを進めるとあります。
一方、当該報告書には、今後の消費者法制度の土台となる考え方を示すものであって、個別法を始めとする個別具体の法制度に関する具体的な内容を取り・・・
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