オンライン宿泊サービスについてのトラブル

弁護士(大阪) 岡田 崇

Q

 オンライン宿泊サービス「Agoda」(アゴダ)で国内のホテルを予約していましたが、ホテルに行ったところ予約が取れていませんでした。

 このようなことがなぜおこるのでしょうか。消費者としてはどのような対策を取ればよいのでしょうか。

A

1 アゴダは著名な海外OTA(Online Travel Agency)です。海外に本拠地のある会社で、実店舗はありませんが、インターネット上で宿泊施設や航空券を予約できます。アゴダの親会社はBooking HDであり、booking.comを傘下に持っています。

2 観光庁や業界団体によれば、アゴダの利用者から予約したホテルの部屋が取れていないとか、予約内容と用意された部屋が異なるという相談が昨年夏以降相次いでいます。

 また、東横イン、星野リゾート、フジドリームエアラインズなどのホテル・航空会社が、アゴダで取扱がないにもかかわらずアゴダからの予約者が来訪しており、予約が取られていなかったり、取られていたとしても予約情報に相違があることがあるなどとして、注意喚起をおこなっています。

3 日本のOTAであるじゃらん、楽天トラベルなどは施設と直接契約して・・・

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