コンメンタール消費者契約法〔第3版〕

  著者:日本弁護士会連合会消費者問題対策委員会

  発行:商事法務

  価格:13,200円(税込)

 本書は消費者契約法の施行(2001年4月1日)とほぼ同時に初版が刊行され、同法の改正等に伴い版を重ねました。第3版は、同法の2022年改正等を踏まえたほか、2016、18年改正に関し発行された分冊(補巻)を統合し、全面改訂を実施しました。

 本書の特徴は、消費者団体訴訟を含む消費者契約法に関する裁判実務に精通した弁護士が、同法が消費者契約に関する紛争に活用されるよう、解釈指針を示していることです。本書が示した解釈は、例えばクロレラチラシ事件最高裁判決(最判平成29年1月24日)の採用するところとなり、同法4条に関する従前の消費者庁解釈を変更させるに至っています。

 実務に役立つこと目的としていることから、330件以上の裁判例について事例や判決要旨を紹介していることも特徴です。

 また、編者である日弁連消費者問題対策委員会は、海外消費者法制に関する調査を行い、日弁連はその結果も踏まえ、同法の制定や改正にあたり、立法、改正提案を含む意見を述べています。これら知見を踏まえ、本書では、各条文の制定、改正に関する審議会等の・・・

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