フリーライター 白井康彦
1958年生まれの私は、1980年の全国大学生名人。1980年代〜1990年代前半は、アマ棋戦やアマプロ対抗戦で活躍していました。将棋修行の効果なのか、私は自分がかかわっている社会問題について「先を読む」ことが大好きです。12年間没頭してきた「物価偽装・いのちのとりで裁判問題」は今、「先が読みにくい状態」です。うまくいく場合といかない場合の差が相当大きい雰囲気。うまくいく可能性がアップするよう、自分でできることを最大限頑張るつもりです。
2013年生活扶助基準改定行政処分の取消しを求めたのが「いのちのとりで裁判」。29地裁で31の原告団・個人が闘ってきました。今年3月から6月までに地裁1件、高裁9件の判決が出る予定。地裁判決はそれで終了になり、高裁判決は9件出た時点で14件目の判決となります。高裁判決はまだ中盤戦。しかし、全国弁護団は「最高裁判決が今年夏までに出るのではないか」と読んでいます。その読みが当たれば、この裁判全体が「実質的には最終盤」ということになり、裁判の決着がついた後のことも早急かつ緻密に考えねばなりません。
裁判の勝敗予想はそれほど難しくない感じ。・・・
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