第43回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会実行委員会事務局長 司法書士 新川眞一

1 令和6年10月16日から11月16日にかけて、「第43回全国クレサラ・生活再建問題被害者交流集会in大阪『助けて!と言える社会を』〜自己責任論を超えて〜」が開催された(①全体会プログラム)。
集会は、10月16日から11月2日までの期間、テーマごとに10個の分科会に分かれてすべてオンラインで実施された。11月16日には大阪市内を会場にした全体会が開催された(②分科会詳細)。
全体会にはリアル、オンライン含めて163名の参加があった。参加者の層もいわゆるクレサラ被害者の会および弁護士や司法書士など法律家以外の方々の参加も次第に広がりをみせつつある集会となった。

2 全体集会は、前年度に引き続き年間3回にわたって全国各地で実施された「いのちと暮らしを守る全国何でも相談会」の実施状況を踏まえて、浮き彫りになった日本社会の貧困の実相と、私たちの運動の進むべき方向を確認するものとなった。
とりわけ物価や光熱費が高騰するなか、年金・生活保護費等の社会保障の額が十分でないために、苦しむ・・・
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