マルチ取引① 現状

特商法の抜本的改正を求める全国連絡会

Q1 マルチ取引とは何ですか。

A マルチ取引とは、自分で商品を買ったりサービスの利用契約をするだけでなく、その商品やサービスの買い手を増やしていくことで紹介料、手数料などの利益を得ることができる取引のことです。

Q2 連鎖販売取引とは何ですか。マルチ取引と違うのですか。

A 連鎖販売取引とは、特定商取引法で規制を受けるマルチ取引のことです。マルチ取引の多くは同法の連鎖販売取引に当たりますが、例えば、商品を買ったりサービスの利用契約をした時点では買い手を増やすと紹介料などの利益が得られるという話はなく、後になってから、買い手を増やすことで利益が得られると勧誘する「後出しマルチ」(Q7参照)のように、連鎖販売取引に当たるかどうかがはっきりしない脱法的なものもあります。

Q3 法律で禁止されているねずみ講とマルチ取引は、どう違うのですか。

A ねずみ講とは、新たな加入者が出した金品を上位者がもらう金品の配当組織のことで、無限連鎖講の防止に関する法律によって全面的に禁止されています。マルチ取引との違いは、商品の販売やサービスの利用契約が伴わないことと、組織外からの収・・・

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