大阪府民参加の運動の力で、夢洲カジノを止めることは可能

ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会) 山川 よしやす

 4月14日、区域整備計画は当初予定から大幅に遅れ、政治的意図をもって「認可」された。遅れを作り出した力は、カジノ住民投票条例制定直接請求署名運動など、大阪府民の声と運動にある。続いて基本協定の解除期限が約2カ月延長された。SPC(特別目的会社)担当者は、「実施協定案作成にあたり不可欠な開業年や工期が決まっていない」と述べた。基本協定締結から約1年5カ月以上協議を続け、未だ実施協定締結の合意に至っていないのである。「認可」で付された7条件には“地盤沈下の想定以上の沈下進行への対応”がある。永続的な地盤沈下対策費用を負担するのは、大阪府市かSPCか。カネの問題である。

 「夢洲カジノを止める大阪府民の会」は、7月20日「大阪IR推進局申入れ(20人)」、8月10日「大阪府内一斉行動(24の融資銀行・投資企業同時要請、署名・街宣70人)、8月18日「夢洲現地視察行動(30人)」など、府内各地域の活動を基礎に府民運動を継続している。住民投票運動を担った大阪府民意識は健在である。現在、10月に予定する『夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会』の準・・・

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