その「広告」気になりませんか?
─2022年度電話相談110番から─

(公社)全国消費生活相談員協会関東支部 吉村俊恵

 デジタル化、国際化している社会状況に加え、新型コロナウイルス感染症によって、店頭や対面でのコミュニケーションが減少し、消費者が商品を購入する際の情報収集にインターネットで検索し評価サイトやブログを参考にする傾向が強くなっています。また、コミュニケーションや、情報収集にもSNSを利用することが増えています。ネットショッピング、ネットバンキング、ネットトレードなどの利用も増加し、暮らしの環境が大きく変化しました。それに伴い、広告や勧誘の在り方も変化しています。そのような状況のなかで、現状の広告表示によってどのような問題が発生しているのか、実態を把握するため、『その「広告」気になりませんか』をテーマにして「電話相談110番」を実施しました。

 開催期間2022年10月1日(土)~10月23日(日)の土曜日・日曜日の合計8日間、東京事務所土曜日・日曜日10時~16時、関西事務所日曜日10時~12時、13時~14時、北海道事務所土曜日13時~16時で電話を受付し、相談受付件数309件、そのなかで、広告・表示に関わる相談は92件でした。

1 広告・表示に関

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