(公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 消費生活相談員 花井泰子
ネットでの定期購入トラブルが急増したため、2022年6月1日より改正特定商取引法が施行され、一旦は相談件数が減少しましたが、また急増しています。
具体的相談
〈相談事例1〉
申込みの際、入念に調べて、「初回のみOK」「いつでも解約可能」などを確認して、初回1980円の申込みをした。「注文を確定する」をクリックした直後に、「さらに1000円OFF」の特別割引クーポンが表示されたので、このクーポンを使って注文を終了した。初回の商品が届き、業者に解約の連絡をすると、5回の定期コースだと言われた。
〈相談事例2〉
「初回のみOK」「いつでも解約可能」などを確認し、チャット画面で、名前、住所などを入力して注文を確定した。商品が届き、数日後に業者に連絡すると、解約申出期間が過ぎていると言われた。
問題点
〈相談事例1〉
クーポンを使った場合、最低5回は買わなければならないコースに変更され、支払総額が変更になることが最終確認画面に書かれていたと事業者は主張。
〈相談事例2〉
「初回発送の10日後に、2回目を発送する。解約は2回目の発送・・・
この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。