統一教会と統一地方選

ジャーナリスト 鈴木エイト

 統一地方選が終わった。焦点になると見られていた統一教会と地方議員の関係は表面的には大した影響を及ぼさず、多くの関係議員のほか信者議員もそのほとんどが当選を果たしたとみられる。

 選挙前そして選挙運動期間中も、現状でもできることとして元教団2世や一般の有志たちが統一教会との関係が指摘された候補者を『議員データベース』として公開した。その『統一教会報道マップ』には「知事マップ」「政令指定都市市長マップ」などの内訳があり、それぞれ一見して過去の関係性が判るものとして有権者に示した。

 この有志たちは「統一決別統一地方選」と題し、こう解説してきた。

 「議員を統一教会との関わりを報じた情報をまとめ、3千8百人の議員データを徹底調査」「議員データベースを見ればあなたの地域の状況や統一教会との関係が報じられた議員がわかります」

 元2世の有志たちは「#統一決別統一地方選」とのハッシュタグや「統一決別2023」シールを作成し、教団との決別を表明しシール入手を希望する議員へ送付するなどした。

 代表の“もるすこちゃん”氏は投票率の低さが政治家にとって教団の支援を受けることが合理的な行動となること・・・

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