先物取引被害全国研究会秋田大会

先物取引被害全国研究会代表幹事 弁護士(京都) 加藤進一郎

1 第87回先物取引全国研究会(秋田大会)

 2022年11月18日・19日に第87回先物取引全国研究会が秋田で開催されました。ウェブ配信を併用しましたが、現地に研究会員が参集して2日間の大会をもつことができたのは、2019年11月の千葉大会以来のことでした。

 当研究会は、単に被害救済のための勉強をするだけでなく、人と人とのつながりを大切にして、被害救済マインドを継承し、立法提言や施策形成を働きかけていく会であり、そのためには、実際に全国の研究会員とお会いして、議論し、親交を深めていくことが不可欠です。今後も現地開催を原則とすることを目指して準備を続けていきたいと考えております。

2 秋田大会の内容

 2022年11月は、当研究会の特別代表である津谷裕貴先生の13回忌にあたるため、津谷先生の地元・秋田の地で全国大会を開催させていただきました。プログラムにも津谷先生のご功績をあらためて見直す意味から、津谷先生が獲得された平成7年最高裁判決に焦点をあてる企画を用意しました。また、津谷先生が心血を注がれた不招請勧誘の禁止が、その後どのような状況に・・・

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