生理用品・紙おむつと地球環境問題

消費生活専門相談員 田坂圭子

 今、乳幼児は勿論のこと高齢者の多くが紙おむつを使用しています。また、女性の12〜50歳位の人口約2840万人の多くの人が生理用紙ナプキンを使用しています。

 それらの使用済み紙おむつ・生理用紙ナプキンの廃棄処理について、ずいぶん前ですが某大手メーカーの工場見学に訪れた際に質問したのですが、一般的に各市町村の生活ゴミとして焼却処理をする、その場合当社の製品からは有毒ガスの発生はないと回答されました。が発生ガスの種類・量については回答されませんでした。

このままでよいのか使用済み紙おむつ等の処理

 使用済み紙おむつの主な排出場所は家庭、事業所(保育園、老人福祉施設等、病院等)です。家庭から排出された使用済み紙おむつは、市町村において家庭系一般廃棄物として処理されます。事業所から排出された紙おむつは事業所系一般廃棄物として処理されます。ただし医療機関等から排出された使用済みの内、特定の感染性を有する物として感染性に該当する物は別途分別処理されます。

 その他、使用済み生理用ナプキン等の廃棄処分は主に家庭系一般ごみとして処理されています。

 いずれにしてもこれらの中には排便や血液も存・・・

この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。