NPO法人京都消費者契約ネットワーク(KCCN)の活動報告
悪質水道工事被害に関するオンライン例会の開催

適格消費者団体NPO法人京都消費者契約ネットワーク事務局 弁護士(京都) 増田朋記

 当団体は、定期的に開催する例会として、会員が集まって、事例検討や消費者行政の動向、消費者法の動きなど、最新情報をもとに活発な議論を交わしたり、様々な消費者問題について学んだりする勉強会を開催しています。

 新型コロナウィルスの蔓延により、多くの人が参集して会合を持つことは行いがたく、上記のような例会の開催も容易ではなくなっていました。しかし、例会は当団体の重要な活動の一つであることから、ZOOMを利用したオンライン例会へと切替え、これを行うこととしました。

 そして、2021年3月5日と、同年10月20日に開催されたオンライン例会では、いずれも近年被害が増大しているレスキュー商法を学ぶことにしました。

 初回は、「水道工事等の高額請求被害への対応」をテーマとして、神戸の水道工事被害対策弁護団の事務局をしておられる北村拓也弁護士をお招きし、そのお話をお伺いしました。同弁護士は、このような事案への対応に長年取り組まれており、被害の実態や、これに対する法的な考え方の解説、また適格消費者団体(ひょうご消費者ネット)による差止・・・

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