「大阪オリンピックいらない連」

弁護士(大阪) 木村達也

1 はじめに

 2021年3月31日現在、東京五輪の聖火リレーが全国各地で強行されている。

 この世界的コロナ禍の非常時の中で、「何がための、誰がための五輪か」という怒りが沸々と湧き上がる。何故、膨大な税金を使って五輪を行うのか、何故、東京の市民団体や労働組合、野党政治家などが五輪反対運動の声を上げないのか。つい一週間程前に、NHKのテレビ番組で、「令和未来会議『あなたならどう考える? 東京オリンピック・パラリンピック』」というタイトルの討論番組が放映された。NHKを始めマスコミ各社は五輪放映権を高い金で買い上げている関係上、本質的な反対議論はできない立場にある。

2 「大阪オリンピックいらない連」結成

 今から20年前の1997年10月、大阪市は2008年のオリンピックを大阪に誘致したいと精力的な誘致活動を行っていた。大阪市の誘致運動は1994年頃から始まっていた。実は、この頃、私は毎日新聞のコラムに「大阪五輪はいらない」という文章を書いた。このコラムを見た週刊釣りサンデー会長小西和人氏、「大阪市政見張り番」として活躍していた松浦米子氏から大阪五輪反対運動の呼び掛けがあった・・・

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