ゴルフスタジアム被害対策弁護団東海の活動報告─和解・勝訴判決報告─

ゴルフスタジアム被害対策弁護団東海 弁護団事務局長 弁護士(愛知) 石川真司

1 事案の概要

 東京に本社のあるゴルフ関連会社・株式会社ゴルフスタジアムは、「無料でホームページを作りませんか、ホームページに、ゴルフスタジアムのバナー広告を貼らせてもらえれば、広告料を支払います、このためには、ゴルフスタジアムが提携するクレジット会社・リース会社との間でクレジット・リース契約を結んでもらう必要がありますが、ゴルフスタジアムは、広告料の名目で、毎月のクレジット・リース料と同額の金額を責任もって支払います。ですので、お客様には一切のご負担はありません」などの詐欺的なセールストークを用い、全国約1000名以上のゴルフのレッスンプロやゴルフ練習場の経営者ら(以下、「顧客ら」といいます)に300万円〜1000万円もの高額のクレジット契約・リース契約を締結させ(無価値・粗品に過ぎないDVDソフトを目的とするクレジット契約・リース契約を締結させる手法)、これら顧客らの多大な経済的負担の下、提携するクレジット会社・リース会社を通じて、多額の資金を調達し、自転車操業を繰り返していました。

 ゴルフスタジアムは、顧客ら・・・

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