若者投資・マルチ商法被害対策弁護団事務局長 弁護士（埼玉） 上原伸幸
第1 結成について
近時、学生を中心とした若年層に、友人関係を利用して、組織的に虚偽の勧誘を行い不当に高額な投資用USBソフト等を消費者金融等から借入れをさせてまで購入させ、さらには購入者に対し、「投資用USBソフト等を友人に購入させれば、紹介料を払う」などと説明し、購入者を勧誘者に仕立てあげ、さらに勧誘させるという商法の被害が拡大しております。
上記被害の規模及び深刻さに鑑み、若年層を中心に被害が拡大し続けている上記商法の被害実態を把握するとともに、被害者の救済をすることを目標とし、埼玉弁護士会所属の有志弁護士により、令和元年7月17日付で被害対策弁護団を結成いたしました。
第2 構成人数について
令和3年5月現在、14名の弁護士が所属しています。
第3 現在までの活動について
1 i tec japanに対する集団訴訟
弁護団結成時に、多数の被害が確認されていたi tec japanに対し、すでに第1次訴訟から第4次訴訟まで提起しております。
なお、i tec japanにつきましては、その前身となる会社及びi tec japanの従業員が設立し・・・
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