日司連の活動報告(消費者問題を中心として)

日本司法書士会連合会消費者問題対策委員会 委員長 貝瀨隆男

1 消費者問題に関する啓発動画のYouTube配信

 例年、当連合会では、法改正、高齢者被害、マルチ商法など特定のテーマを設定し、各分野について実務的視点からの調査研究報告と立法的課題に対する提言という構成でシンポジウムを開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響から、本年度の開催を見合わせることといたしました。

 そこで、広く社会に注意喚起することを目的とし、近年発生している各種の消費者トラブルや詐欺事案に対する法的対処法を10分程度の動画にまとめYouTubeにて公開することといたしました。連合会のWebサイトその他の広報媒体を通じて、今後周知活動を行う予定です。

2 若年者の消費者被害予防及び救済に関する法的側面に限られないメカニズムの調査及び研究

 当連合会では、「若者のマルチ商法被害を考えるシンポジウム」を開催する等、若年者を中心に被害が発生することが多いマルチ商法等の消費者被害に関し、被害の予防及び被害に遭った場合の救済等について検討しております。

 「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会報告書(2018年8月・・・

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