違法なイノシシの捕獲・イノシシの解放
─鳥獣保護法違反─

南あわじ市 岡田実千代

 2020年12月23日午前8時 道路脇に置かれた箱ワナに2頭の子どものイノシシが捕獲されているのを発見しました。箱ワナはその周辺にも数基仕掛けられていましたが、名札などの表示がなく、猟具ごとに決められた事項を表示をしなければならないという鳥獣保護法(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)に違反していることを警察に通報し、イノシシはすぐに山へ逃してもらえるように言うと共に、南あわじ市役所鳥獣対策室にも通報しました。

 市役所担当者は「名札を付けることは推奨されてはいるが、表示がないからと言って違法ではない。一部、鳥獣保護区に関しては、活動できないエリアはあるが保護区に該当しなければ表示がないこと自体は違法行為ではない、イノシシは猟友会に引き渡し駆除します」という返答でした。

 わたしは「ここは保護区ではないか」と、はっきりと分からなかったものの、その近くには 農業公園イングランドの丘 という第三セクターがあり、周りを囲うように鳥獣保護区の看板が立っているのを知っていたので、ここも保護区のエリアではないかと思い担当職員に伝えました。職員はそれには何も答えず、「この件に・・・

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