被害者の声第一生命保険募集人詐欺

第一生命保険募集人による詐欺被害被害者

1 私の母は、一昨年、約1年間の闘病の末、亡くなりました。母子家庭で、長年必死に働いて、女手一つで育ててくれました。

 そのような母の人生の中で、第一生命の営業担当としてS氏に出会い、私のために母としては少なくない額の死亡保険金をかけてくれていたのは、ひとえに、「自分に何かあったとき、この子が少しでも困ることがないように……」という、強い親心からです。生前人一倍健康に気を遣っていた母だったのに、様々なストレスで病気になり、必死に闘病しましたがその甲斐無く亡くなりました。母が亡くなったことによって、私は精神的にも身体的にも疲弊し切っており、掛け値なく生涯で最も辛い時期でした。

 S氏は、そのような親心で母が人生をかけて必死に残してくれた形見を、弱り切っている保険金受給者の弱みと情につけ込み、母が長年信用し続けてきた「第一生命」という看板を背負い、「特別調査役」「上席特別参与」の肩書を利用して騙し取ったということです。

2 新聞報道や第一生命の謝罪会見によれば、3年前に「特別枠」の勧誘を受けた取引先からの不審な情報が山口銀行から寄せられていたにもかかわらず、第一生命・・・

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