Q&A 広告宣伝・景品表示に関する法律と実務
─景品表示法及び消費者関係法を踏まえた広告表現と販促活動・キャンペーンに関する実務解説─

  • 著者:波光巖・横田直和・小畑徳彦・高橋省三
  • 発行:日本加除出版
  • 価格:4,700円(税別)

 本書は、表示・広告及び景品に関するQ&A方式の解説書である。著者は、波光巖弁護士、横田直和教授(関西大)、小畑徳彦教授(流通科学大)、高橋省三氏(自動車公正取引協議会参与)。いずれの方も、公正取引委員会における勤務経験を持っておられる。

 設問は全体で105問あり、全体で426頁。総論(9問)及び景品表示法(69問)のほか、横断的に、消費者契約法(3問)、特定商取引法(8問)、割賦販売法(2問)、食品表示法(7問)、不正競争防止法(4問)等も扱っている。主要な判例やガイドライン等にも言及されており、これらの索引も設けられている。

 景品表示法は、民事ルールを持たないため、消費者契約法や特定商取引法に比べ、扱う機会は少ないが、消費者取引を規律するルールとしては非常に大きなウエイトを占めている。近年では、課徴金制度が導入され、また、打消し表示の問題、二重価格表示などにも注目が集まっている。また、表示・広告については、消費者契約法や特定商取引法その他の法律をも視野に入れた横断的な理解が必要となってきている。・・・

この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。