コロナ禍の中で思うこと

衆議院議員(立憲民主党) 逢坂誠二

1 コロナ禍は別次元の危機

 2019年11月、中国湖北省武漢市付近で初めて確認された新型コロナウイルスによる感染が世界各地に広がっています。日本でも2020年1月16日に国内での初感染者を確認して以降、感染が広がり、12月1日現在、国内の感染者は約15万人1000人、亡くなった方も2000人を超えました。

 この感染の広がりによって、国内の経済や国民生活に甚大かつ深刻な影響が生じております。

 観光客や飲食店への来店者が一気に消滅する、感染防止のため通学できない、内定していた就職が留保される、医療機関への来院者が減る、コロナ感染者受入れ体制の逼迫、マスクなど感染防止資材機材の不足、日本へ帰国できない、日本から出国できないなど、想像だにしない状態です。

 私自身の記憶の中にも、オイルショック、バブル崩壊、金融危機、リーマンショック、東日本大震災など、いくつもの社会的、経済的な危機、さらに自然災害がありますが、そのいずれとも性質を異にする別次元ものだという強い危機意識があります。

 現在のところ、この危機的な状況がいつ落ち着くのか先の見えない、全く予断を許さない状態が続いて・・・

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