消費生活相談におけるトラブル事例から(41)

国民生活センター広報部 菱戸淳二

自宅で完結?手軽に痩せられる? 痩身をうたうオンライン美容医療にご注意!
─糖尿病治療薬を痩身目的で消費者に自己注射させるケースがみられます─

〈事例〉
① 「来院なし、自宅で診断、薬を処方」という美容クリニックのインターネット広告に興味を持ち、無料カウンセリングを申し込んだ。クリニックからカウンセリングはSNS上でやり取りすると言われた。SNSのメッセージでカウンセラーから「ホルモン注射が送られてくるので自分で注射する。持病はあるか」などと聞かれ、薬剤に関する説明はなかった。その後、医師に代わってビデオ通話で簡単な問診を受けた。申込時に「クレジット契約の審査が通れば申込みしたい」とSNSでメッセージを送った。クレジット契約の審査は問題なかったが、30万円という高額な契約なので「やはり今一度考えたい」とクリニックに伝えたところ「クレジット契約の審査が通った時点で契約は成立しているので解約できない」と言われた。納得できないところにクレジット会社から電話があったので、契約について不安があると伝えたところ、クレジット契約は解約することになった。SNSでクリニックに「

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