日本の民主主義運動強化のために(23)
―議会制民主主義からネット上民主主義への脱皮―

弁護士(大阪) 木村達也

1 はじめに

 今、第40回全国クレサラ生活再建被害者交流集会in大阪の準備会が現地実行委員会の間で熱心に進められている。今回は、運動の若返りのために、クレサラ対協の第二世代の人達が中心となって準備を進めることになっている。その中には、筆者のようにロートルと言うか、超高齢者も少数混じっている。その議論の中で、記念講演者の齋藤幸平氏の主張や論法について意見が交わされる。そうすると若い人達と私達ロートルとの間に民主主義、民主政治の手法、理念について大きな認識の差があることに気が付いたり、気付かされたりする。世代間で学校教育や社会教育が、時代により民主主義、民主政治についての比重の置き方や理念に大きな隔たりがあることに気付くのだ。しかし、お互いが民主政治、民主主義の議論をしているのに、お互いの理念が違っていると、議論が噛み合わないだけでなく、誤解を生み、大きな分裂を生む。以下にその違いを整理してみたいと思うが、大雑把に言えば、“議会制民主主義とネット上民主主義の違い”である。もちろん、この二つの間には何段階かの中間層が存在するのだが、先ずは、この二つのキーワードが大切であ・・・

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