一時払い外貨建保険販売の問題点
─保険110番の集計結果から─

特定非営利活動法人 消費者情報ネット生損保研究会ぐるーぷ31 天辻悦子

 消費者情報ネットの生損保研究会ぐるーぷ31は、2020年7月23日に「外貨建て保険などの保険110番」を開設した。新聞に当110番開設の予告記事が掲載された日から反響があり110番当日は立て続けに電話が鳴った。翌日以降も電話が入り、その結果49件の相談を受け付けた。そのうち外貨建て保険に関する相談は46件で、複数契約した人もいたので契約件数としては49件だった。2020年の5月、朝日新聞にぐるーぷ31の「外貨建保険体当たり調査」が連載されたこともあり、問題意識や共感を持った人が多いと、電話を受けて改めて実感した。契約者の年齢は60代以上が83%を占め、81%が銀行窓口での契約だった。電話を受けたメンバーは、2019年の外貨建保険販売窓口実態調査から感じた疑問や問題点をもとに、一定の同じ質問をしながら相談を受けた。質問項目は「販売窓口」「外貨の種類」「きっかけ」「契約年月」「契約金額」「契約資金の原資」「資金の使途予定」「過去の外貨預金経験」「商品内容やリスクを理解したか」などである。集計の実数結果は93頁を参照してい・・・

この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員申し込む」をクリックしてください。