ケフィア事件弁護団からの報告

弁護士(東京) 島 幸明

1 ケフィア事件について

 ケフィア事件は、(株)ケフィア事業振興会を中心とするグループ会社が、オーナー制度と称される契約によって多数の会員から資金集めをしていたところ、2018年9月3日以降、29社の法人及び3名の自然人が順次破産し、合計9名が詐欺罪ないし出資法違反で刑事訴追されているという事件です。

2 破産手続について

(1)2020年9月16日、3回目の債権者集会が開催されました。この集会では、破産者31者合計で18億7455万8052円(ケフィア事業振興会は9億5416万8694円)の財団が形成されたと報告されました。その他管財人は、破産財団に関係するものとして、①ケフィア事業振興会が支払った消費税等(合計約19億円)の更正請求と、②ケフィア事業振興会の元法務部長及び関係会社に対する損害賠償請求の二つの手続を行っており、特に①は、財団の大幅な増加に影響し得るものとして注目されます。

(2)当弁護団は、配当見込みがある破産者13者について、ケフィアグループの組織的違法行為等を理由とする共同不法行為債権等を原因として、破産債権の債権届出・査定手続の申立等を行っていま・・・

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