11号　1992年4月発行

巻頭言

• 製造物責任と産業の立場・・・西原　道雄（神戸大学教授）

特集：証券取引と消費者被害

• はじめに・・・武井　共夫（弁護士［横浜］）
• 日本の証券会社の体質・・・奥村　宏（龍谷大学教授）
• 商品先物取引被害の構造・・・岩本　雅郎（弁護士［名古屋］）
• 証券取引法とその改正　投資者保護の視点から・・・森田　章（同志社大学教授）
• 証券取引自主規制の内容と意義・・・三木　俊博（弁護士［大阪］）

【被害の実情と救済への課題】

• (1)概説・・・山崎　敏彦（弁護士［大阪］）
• (2)株式取引・・・鈴木　義仁（弁護士［横浜］）
• (3)ワラント・・・小林　俊行（弁護士［横浜］）
• (4)投資信託被害の救済と苦悩・・・石戸谷　豊（弁護士［横浜］）
• (5)米国の証券取引法・・・上柳　敏郎（弁護士［第一東京］）
• (6)日興証券株主代表訴訟弁護団報告・・・浅井　岩根（弁護士［名古屋］）

【各地の取り組み】

• (1)福井では・・・佐藤　辰弥（弁護士［福井］）
• (2)岡山からの報告・・・河田　英正（弁護士［岡山］）

学者の目

• 大学の「製造物責任」を考える・・・西村　多嘉子（大阪商業大学教授）

相談員の目

• 早急に弱者救済の具体策を望みたい・・・和田　英子（消費生活相談員）

消費者の目

• 「田中里子さん」・・・高尾　義彦（毎日新聞社会部）
• 消費者被害はどこまで救済されるか・・・伊吹　和子（消費者団体連絡協議会事務局長）

相談窓口Q&A

• レンタルビデオの宅配代理店内職

相談窓口情報

• 「天下一家の会」の破産債権の届出を／入学手続き費用の返還について／未成年者取消／悪徳業者の氏名公表／バカ安スキーツアー詐欺／結婚式場の解約料／引越し業者の責任／和服着付セット等の訪問販売／貸衣装

海外情報

• 台湾における消費者運動と消費者保護法案の現況・・・翁　秀綾（中華民国消費者文教基金会前執行秘書）

判例和解速報

• No.76～No.79

判例評論

• アメリカの広告規制の歩み・・・井関　和雄（弁護士［大阪］）

研究活動

• リース理論の現状－提携リースを中心に－・・・金子　武嗣（弁護士［大阪］）
• 金融と暮らし・・・森脇　正子（消費生活相談員）
• 預託金制会員事業の適正化のあり方－ゴルフ会員権の問題情況から考える－・・・小田　耕平（弁護士［大阪］）
• カード規制のあり方・・・島川　勝（弁護士［大阪］）
• 英会話学校約款アンケート・・・小寺　史郎（弁護士［大阪］）
• 消費者破産最新アンケート（1992年2月実施）・・・小松　陽一郎（弁護士［大阪］）
• クレサラ110番に参加して・・・姫井　由美子（岡山県青年司法書士会協議会）
• 初めてのクレサラ110番実施・・・田野　修（岡山県青年司法書士会協議会）
• 欠陥商品110番・・・小谷　英男（弁護士［大阪］）
• 運輸省の独禁法に違背する行政　タクシー運賃の値上げと独禁法・・・野々山　宏（弁護士［京都］）

事件情報

• ミヤビワールドツアーズ説明会開催・・・松田　繁三（弁護士［大阪］）
• 大阪府条例「あっせん」制度の活用　英会話事件その後・・・丸橋　茂（弁護士［大阪］）
• カード会社の責任　無効カードの不正利用事件・・・後藤　玲子（弁護士［神戸］）
• 国の抵当証券発行責任　「丸和モーゲージ」国賠訴訟判決・・・氏家　都子（弁護士［大阪］）
• 地価高騰時代の異常土地取引・金融　ある名義貸土地取引・金融・・・永井　弘二（弁護士［京都］）

行政・立法情報

• 民社党提唱の「生活先進国」づくりには「賢い消費者」の育成が不可欠だ－クレジットカード破産増加に思う－・・・中野　寛成（衆議院議員［民社党］）
• 通産省／厚生省／警察庁／経済企画庁／公正取引委員会／大阪府／大阪市