サラ金(債権譲渡と過払金返還債務の承継)

1 資産譲渡契約の各条項に鑑みれば、マルフクと控訴人(CFJ)は、有機的一体として機能する物的・人的営業資産を引き継がせるための営業譲渡契約を締結したと解せられ、契約上の地位も移転したものといえる。
2 基本契約が締結され、過払金の充当合意が認められるような場合は、貸金債権と過払金返還債務は表裏一体の関係で密接に関連しており、これらを切り離して別々に処分することは原則としてできない
裁判所 名古屋高等裁判所民事第2部
中村直文、福井美枝、下嶋崇
判決・和解・決定日 2010年(平成22年)4月15日
事件番号 平成2・・・

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