大部分が法により差押えを禁止されている年金の給付金で構成されている預金債権に対する仮差押えが不適法であるとして仮差押決定が取り消された事例 大阪簡易裁判所 石堂和清 2005年(平成17年)5月12日 平成17(ト)第178号、平成17年(サ)第60254号 債権仮差押命令申立事件、保全異議申立事件 ゆとり 久岡英樹弁護士 06(6365)1808 本件は、貸金業者から年金担保融資を受けていた79歳の女性が弁護士に依頼して年金証書、預金通帳等を取り戻したところ、年金が振り込まれる銀行口座に対する仮差押えがなされた事案である。 裁判所は、預金債権額の大部分が年金の給付金で構成されており、債権・・・
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