先物取引の過失相殺は認めず(過失相殺零)、消費者の支払金全額の返還を命じ、弁護士費用の損害を認めた事例 大阪高等裁判所 平成15年(ネ)第1187号 2003年(平成15年)9月25日 損害賠償請求控訴事件 植田勝博弁護士 06(6362)8177 朝日ユニバーサル貿易(株)とその従業員 被害者は公立学校の教員で、かつて少額の株取引をしたことはあったが、先物取引は初めてであった。 2001年4月に、「5月の連休前には2倍、3倍にして見せる。儲けさせるからみてほしい」と申し向けて、保証金100万円の買建玉をし、以降、営業員は被害者の職場の学校や、自宅の妻に頻繁に電話をし、「絶対に儲かる」といって取・・・
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