弁護士(福井) 笠原一浩
1 はじめに
2024年の東京都知事選を皮切りに、それに続く衆議院選挙、兵庫県知事選、2025年参議院選挙において、SNS上の真偽さまざまな情報が、民主主義の過程に重要な影響を与えつつある。とりわけ兵庫県知事選は、「2025年 消費者法白書」においても「特集3 維新の会、カジノ問題・兵庫県知事選の詐欺と脅迫」として取り上げられているように、公益通報、N国党、買収など民主制の根幹にかかわる様々な問題点を提起しており、SNS上の誹謗中傷も大きな問題となった。
とりわけ当職の依頼者である丸尾牧・緑の党兵庫県議会議員(以下「丸尾議員」。なお、当職は緑の党の前身団体の初代監査役を務め、丸尾議員は後任の監査役を務めた。)は、稲村和美・兵庫県知事候補(前尼崎市長)や逝去した竹内英明・兵庫県議会議員(立憲民主党県議などで構成される会派「ひょうご県民連合」所属)とともに、兵庫県知事選をきっかけにSNS上での夥しい誹謗中傷にさらされた。とりわけ、X(旧ツイッター)やYouTubeは、右派勢力によるネット上の誹謗中傷の最大の舞台となった。当職はXやGoogle LLC(You Tubeの運営・・・
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