冠婚葬祭事業者の広告の是正を求める申入れ

特定非営利活動法人消費者市民ネットとうほく理事
弁護士(宮城) 小野寺友宏

1 事案の概要

 当団体の地元である宮城県に本店を置く冠婚葬祭事業者に対し、広告の是正を求める申入れを行い、一定の成果がありましたので報告いたします。

 消費者が葬儀に関する広告を見て事業者の店舗を訪問し見積もりをとったところ、広告のプランには葬儀が含まれないことがわかり、葬儀を行うには広告より高額の費用を請求されたとの情報提供がありました。

 当該事業者は、葬儀という時間的な余裕があまりない類型の契約について、実際提供されるサービスとは異なる内容の広告を行っており、安く葬儀を行うことができると誤認した消費者を誘い込む意図があるものと思われます。

2 広告表示の問題点と申入れ

 当該事業者のホームページや新聞折り込みチラシにおいて記載されていた葬儀に関する広告には、

①実際には火葬のみの料金であるにもかかわらず、当該料金によって葬儀も行うことができるかのような表示がされている

②県内の他事業者の平均葬儀費用と当該事業者の火葬式プランの料金を比較し、あたかも他の事業者より安価に葬儀を行うことができるかのような表示をしている

との問題が見受け・・・

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