パリ国際大学都市・日本館館長 慶應義塾大学名誉教授 金山直樹

2023年4月、パリの日本館館長に就任し、そこでの生活を始めた。若き日、フランス留学の前半期(1985年から1年半)に居住していた建物に、40年近くを経て戻ってきたことになる。
日本館の所在するパリ国際大学都市は、昨年(2025年)、創設100周年を迎えた。その公式記念行事の一環として、アメリカ館との共催で、8月1日から「広島と長崎─80年の時を超えて─」と題する原爆写真展を開催した(日本館HP参照)。10月9日には、アメリカ館でクロージング・コンサートを行った。そのトリとして、自作の歌も4曲披露した。当日のライブ動画は YouTube で公開中である。
館長就任以来、本来の業務時間以外のすべては、10年来のライフワーク、『ポルタリス・民法典序論』の仕上げのために費された。その結果、パリにおける法律の研究会やシンポジウムにはほとんど参加することができなかった。やっとのことで、2024年の3月末、ライフワークを刊行することができた(日本評論社)。
以来、自由時間が増えた。そうした中、最近、破毀院における「契約法に関する集い」に出席する機会・・・
この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。