第13章 生活保護・福祉

弁護士(大阪) 小久保哲郎

第1 大詰めを迎えつつある「いのちのとりで裁判」(生活保護基準引下げ違憲訴訟)

1 画期的な名古屋高裁判決獲得に至る経緯

 2013年からの史上最大(平均6.5%、最大10%)の生活保護基準引下げの違法性を争う「いのちのとりで裁判」で、判決が相次いでいる。

1 2020年6月25日 名古屋地裁 ×
2 2021年2月22日 大阪地裁(行政訴訟専門部)
3 2021年3月29日 札幌地裁 ×
4 2021年5月12日 福岡地裁(「NHK受診料」の誤字) ×
5 2021年9月14日 京都地裁(「NHK受診料」の誤字) ×
6 2021年11月25日 金沢地裁(「NHK受診料」の誤字) ×
7 2021年12月16日 神戸地裁 ×
8 2022年3月7日 秋田地裁 ×
9 2022年5月13日 佐賀地裁 ×
10 2022年5月25日 熊本地裁
11 2022年6月24日 東京地裁(行政訴訟専門部)
12 2022年7月27日 仙台地裁 ×
13 2022年10月19日 横浜地裁(行政訴訟集中部)
14 2023年2月10日 宮崎地裁
15 2023年3月24日 青森地裁
16 2023年3月24日 和歌山地裁
17 2023年3月29日 さいたま地裁
18 2023年4月1
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