宮崎県・警察と行政によるペット豚殺害事件

1 宮崎県ペット豚殺害事件とは

THEペット法塾会員(兵庫県) 岡田実千代

 2023年9月都城市でペットのミニ豚2頭が迷子になり、飼い主はすぐに警察に連絡しましたが即日殺処分されていた事件です。ペットのミニ豚2頭(体重18kg)が、2023年9月5日午後0時30分ころ都城市山之口の路上にいるのを発見した住民男性が一旦自宅敷地に移動させ都城市役所へ連絡した。市役所職員が保護した豚を警察駐在へ届け出たところ「駐在では受け入れられないので家畜保健所へ連絡するよう」言われた。

 同日、都城警察会計課は山之口周辺の養豚場に問い合わせたが該当なし。警察会計課から都城家畜保健所に「保管している豚の処分を家畜保健所でやってほしい」と連絡。家畜保健所は「警察が遺失物として認定し、(殺処分)依頼がなければ処分できない」と回答。

 9月6日都城警察会計課から「依頼書は後日郵送するので処分を依頼する」、同日午後4時宅配業者の車でミニ豚2頭はネットに入れられた状態で家畜保健所へ届けられた。家畜保健所職員4名が殺処分に当たった。ネットのまま90リットルポリバケツに入れて二酸化炭素ガス殺処分した。

 9月8日都城警察会計課から「豚・・・

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