弁護士（大阪） 小久保哲郎
1 就任に至る経緯
このたび、全国クレサラ・生活再建問題対策協議会の事務局長を拝命しました小久保と申します。
私は、木村達也弁護士からお声掛けをいただき、2007年にクレサラ対協の関連団体として生活保護問題対策全国会議（代表幹事・尾藤廣喜弁護士）を立ち上げました。それ以来、クレサラ運動の人脈やノウハウを借りる「コバンザメ作戦」で、各地に生活保護支援ネットワークをつくってもらうなど、生活保護制度の改善を求める運動に邁進してきました。最近では、2013年からの史上最大の生活保護基準引下げの違法性を問い、全国で30の訴訟を闘う「いのちのとりで裁判」に力を入れています。クレサラ対協本体には、幹事会や新年総会に出られるときには出るという関与の仕方で、事務局等の運営に関与したことはありませんでした。
そんな私にコロナ禍に突入する少し前、「クレサラ対協の事務局長をやらないか」的な話が突然、降りかかってきました。
クレサラ対協の事務局長といえば、1978年にその前身である「全国サラ金問題対策協議会」が設立されて以来、木村弁護士が務めて来られましたが、同弁護士が、2007年、クレサラ対・・・
この記事は会員に限定されています。ログインしてください。
会員になるには「会員に申し込む」をクリックしてください。