市民による夢洲IR格安賃料違法裁判 あかんカジノ女性アピール

事務局長 藤永のぶよ

 大阪府・大阪市はIR・カジノ呼込みを口実に、大阪湾岸の廃棄物最終処分場「夢洲」開発を強行している。両首長は、夢洲を「負の遺産」だと強調するが、夢洲はごみ埋立場として立派な現役だ。この埋立地の中心部分の「産廃処分場」を、万博とIR用地にと目論んでいる。しかし、過去30年にわたり、半分が水分・PCBや水銀など猛毒重金属を含む「浚渫土砂」が重量で約6千万トンも投棄されている。従って、IR事業者が指摘する「土壌汚染・液状化・地盤沈下」はあって当然だ。大阪市は、要求を受け788億円もの市税投入を決めているが、これこそ適格性を欠く実態である。遡れば、基礎工事はじめ、海底下30mの軟弱地盤への砂杭施工、投棄後の排水・圧密沈下対策などに、筆者が情報入手したものだけでも200億円を優に超す市税が投入され、夢洲は高価な人工島なのだ。ここを、IR事業者に1㎡12万円・賃料428円(USJの4分の1)という超格安値段で35年間の賃貸契約を結ぼうとしている。また、随意契約で参入した土地鑑定事業者4社のうち3社が金額も利回りもぴったり一致する疑惑、大阪市側が「IR事業考慮外」との指示をしたこと・・・

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