全国消団連 国際活動専門委員会の取組み

一般社団法人全国消費者団体連絡会事務局次長 三谷和央

 全国消団連は、様々ある消費者問題の中で、特定の分野に特化して課題に取り組む「専門委員会」を設置しています。現在は、製品安全の問題に取り組む「PLオンブズ会議」や、国際的な消費者問題に取り組む「国際活動専門委員会」があり、それぞれの分野に高い関心と知見のある消費者団体、専門家、弁護士などによって構成し、法改正や制度の改善をめざした運動、情報共有、関係する団体とのネットワークづくりなどを進めています。

 今回は、国際活動専門委員会の取組みについて紹介します。

1 国際活動専門委員会

 国際活動専門委員会は、国際的な消費者問題に関する情報を収集、分析し、全国消団連の事業の前進と消費者の権利拡充に資することを目的として、2015年度に設置されました。

 設置当初は、世界的な消費者団体の連携組織である「国際消費者機構(Consumers International:以下CI)」が4年に一度開催する世界大会への出席・対応に向けた検討や、全国消団連60周年記念シンポジウムに海外から講師を招くための検討、海外の消費者団体や有識者が全国消団連を訪問された際の対応のサポ・・・

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